不治テレビに続き今度は

流行語大賞候補に「萌え」がノミネートされているのを受け、TBS系列のお昼の番組とってもインサイト（RKB/RKKテレビ）で、秋葉原特集をやるという事前情報をキャッチしていたので、見てみました。「萌える若者たちの、奇妙な生活をインサイト」ということで、EZ!TVと同じくメイドカフェの紹介と、キモヲタによる部屋晒しがありました。不快な感じでしたが、Ez TVよりも遥かにマシなコメントをしていて、意外と出演者には高感度です。

偶像崇拝はヨン様ブームの主婦世代と一緒だとか、お金を回す経済効果は多いだのと言ったコメントで、フジテレビの様に「キモい」人を晒したいから、それっぽい人を必死で探して特集をやっていると言う感じではありませんでした。野村総研の例の調査も出てきてきまして、フジがやった経済効果は微々たるものだというコメントではなく、ルイヴィトンの売り上げを「1000億円」上回るといったコメントをしていました。ただ「わたおに」あり「部屋晒し」ありで、伝えることは伝えてましたよ。もうテレビでクラナドバスタオルやら、羽リュックやら、おねツイフィギュアなんて見たくないねんから、こういう取材は受けるなやと大きな声で言いたい。そこまでして全国ネットで、「こくら雅史」のサインの自慢したいかねぇ・・・

とはいえ、EzTVの告白のときと同じメイドを出すとは流石TBS。なんかフジテレビを牽制しているような内容にも見えたよ。フジの「ヲタ＝全員がネクラ」で「社会不適合者」みたいな感じの報道ではなく、ひとつの趣味の例であるという伝えかたが印象的。取材した豊田アナも、「初めはヲタクなので、一つの事に異常に熱中していて周りの見えない人かと思っていましたが、それ以外は普通の人で、趣味は大切にしていますけど、それを人に押し付けようとしない感じで、印象が変わった」といったコメントを言っていました。山田五郎の「萌えが強くなると、(;´Д｀)ハァハァになりますよ」というコメントは余計だけど、「最近のオタクは、どんどん薄まって、すごく増えていますから」ってコメントは神認定です。またEZ!TVで「萌え」という言葉を知ったらしい「田嶋陽子」のコメントも素晴いもので、少し株が上がりました。でも部屋晒しはしなくていいですYO

にしても、「萌え」を使う場面は、あたかも美少女（年下もしくは幼女）だけを指すみたいな紹介をしていたのは気になるところ。韓国俳優「兵役激励」ツアーの話題での「みんな萌え萌えだねー」という使い方は正しかろう。